仁王門と呼ばれる楼門。 神仏習合により、江戸時代の境内には21の神社寺院があった。 しかし、明治新政府の神仏分離令によって、仁王門や常念仏堂、百観音堂、大日堂などの仏教的な建物は 取り払われた。 写真の仁王門は、平成3年に再建されたもの。 |
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水戸藩初代藩主徳川頼房が、出羽三山の一つである湯殿山大権現を、御岩山に勧請した。その後、徳川光圀が御岩山大権現と改称し、奥宮かびれ大神宮とともに、水戸藩の祈願所として藩主は代々参拝するのを慣例とした、とのこと。 | 水戸藩の祈願所であった御岩山大権現は、明治元年の神仏 分離令によって、御岩神社に改称され、そして 奥宮かびれ 大神宮はかびれ神宮と呼ばれている。 |
鳥居をくぐるとすぐに杉の巨木が現れる。 この杉は、御岩神社の神木であり、林野庁の「森の巨人たち百選」に選定されている推定樹齢500年の「御岩山の三本杉」。 |
境内に入ると、杉の古木が鬱蒼と茂り、いかにも霊山の趣を かもし出している。 最近では、パワースポットとしてインターネットなどで紹介され 若い人たちが遠方からも、訪れている。 |
境内には、植栽されたシャクナゲが多く見られるが、花は咲き 終わっていた。 |
かびれ神宮。江戸時代には、奥宮かびれ大神宮と呼ばれ 水戸藩の祈願所として、藩主が代々参拝された。 |
かって常陸の国を領有していた佐竹家に関係するお墓。 |
山頂付近は、ロッククライミングのゲレンデとして、知られる 。 この岩場は、溶岩ドームを形成する日本最古の流紋岩岩頸 (りゅうもんがんがんけい) 。 |
山頂に置かれた祠。後ろには、自然石だろうか、不思議な形をした石が見える。ここは、かびれ神宮奥宮とする説もあるが、真偽のほどはわからない。 今でも参拝に訪れる人がいるようで、新しい護摩木が置かれていた。 |
突き出た岩峰の先には、神峰山が見える。 |
コアジサイは、県内の山地あちこちで見られる。 その名のとおりアジサイの仲間だが、他のアジサイと比べ、 装飾花はなく、淡い水色の小さな両性花を密に咲かせる。 |
ヤマアジサイは、別名サワアジサイとも呼ばれ、沢沿いに生育 する。 萼が変化した真っ白な4枚の装飾花が、よく目立つ。 |