山頂付近は、男体山火山角礫岩 (なんたいさんかざんかくれきがん) と呼ばれる硬い岩が露出している。
今から約1500万年前の海底火山噴火により噴出した溶岩が、海水で冷やされてできた。
常陸太田市内を流れる山田川は、久慈川に合流し太平洋に注ぐ。
この山田川を挟み、西側に西金砂神社、東側には東金砂神社がある。この東西の金砂神社は、72年ごとに開催される金砂神社磯出大祭礼 (かなさじんじゃいそでたいさいれい) が知られている。
磯出大祭礼 で担がれる神輿。
鳥居の前には、茨城県の天然記念物に指定されている樹齢740年と言われるサワラの木がある。
サワラはヒノキ科の針葉樹で、材が水に強いことから桶などに加工されてきた。
しかし今はプラスチックに取って代わり、あまり利用されなくなったよう。
サワラのすぐ隣には、これも県指定天然記念物のイチョウの古木がありる。このイチョウも樹齢740年と言われている。 
参道には、スギやスダジイなどの常緑樹と、イヌブナなどの広葉樹が茂る混交林となっている。 本殿は、男体山火山角礫岩の上に建てられている。
西側は、覗くのも怖いような垂直な崖になっている。 
西金砂山
       日立市  (2016-08-13)