森の奥には、松の見本林がある。
ここでは、国内の有名な松約30種が集められ、外国種を含め5千本の松が林立している。
那珂市の県民の森は、明治100年を記念して昭和45年に開設した。
広いエリア内には、森のカルチャーセンターや鳥獣センター、そして隣接する植物園やきのこ博士館などの施設が揃い、森林・林業・草花・野鳥などについて、総合的に学習ができる。
自然林をできるだけ残してつくられたという森の中には、森のカルチャーセンターが建てられている。
この施設では、自然とのふれあいや木に親しんでもらうため、森林や林業に関するものを展示している。
 県民の森はいくつものエリアに分けられ、ここ第一広場には樹冠を大きく広げたコナラの木が見られる。
ここはクヌギ・コナラの採種園。
平成13年に、茨城県林業技術センターが建てた案内板を要約すると、「原木シイタケの生産量で全国第2位の実績を持つ茨城県では、原木の5割を他県から購入している。そこで自県産の優良な原木を生産することを目的にこの採種園を造成した」と、書かれている。
しかし、平成25年農林水産省発表の実績では、原木シイタケの生産量は茨城県は第9位となっている。
鳥獣センターは、野生の鳥獣を保護し、手当をして、自然に帰すことを目的につくられた施設。
禽舎 (きんしゃ) には、フクロウが保護されていた。
ここで回復後は、自然に帰される。
  県民の森
        那珂市  (2015-12-19)