この独特な形をした岩は、泥や砂、レキ(石ころ)などが海底で堆積し、地殻変動によって、傾いた。
今から8000万年頃前の白亜紀、平磯海岸周辺は深い海の底でした。
この時代、陸では恐竜達が闊歩し、海ではアンモナイトや海棲爬虫類が繁栄していまし た。
平磯海岸周辺では白亜紀に形成した地層「那珂湊層群」を見ることができます。
白亜紀の地層は関東周辺ではとても珍しいものです。
さらにここでは、とて も珍しい「異常巻きアンモナイト」をみることができます。    <茨城県北ジオパークHPより>
             
海岸に下りると、独特の磯の香りがする。家族連れなどが、磯遊びを楽しんでいる。
後ろに見えるのは、常陸那珂火力発電所や東海原子力発電所。 
 先の岩礁には、ウミウが数羽、羽を休めていた。
この穴だらけの石は、穿孔貝 (せんこうがい) と呼ばれる貝が、泥岩などの柔らかい岩に穴を開けて、生息していたもの。   花崗岩で積まれた石垣の隙間に、ナデシコ科のハマツメクサが咲 いている。
 同じ石垣には、まるで花屋さんで売られているブーケのように形づくられたサクラソウ科のハマボッスが咲いていた。  石垣の隙間は、植物にとって住みやすい環境なのだろうか。
ツルナもわずかな隙間からびっしりと葉をつけていた。 
 月見草とも呼ばれるオオマツヨイグサ(大待宵草)はよく知られるが、これは砂地などに咲くコマツヨイグサ(小待宵草)。 ここ平磯海岸では、多くの海浜植物は石垣から発生している。
このラセイタソウは、海岸のあちこちで見られるが、夏に咲く花はあまり目立たない。 
平磯海岸と阿字ヶ浦
        ひたちなか市  (2015-05-23)