ラムサール条約とは、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約。
涸沼川河口付近にはヨシ原が広がり、多くの野鳥や昆虫、植物などが生息している。
涸沼は、周囲約22km、関東地方で唯一の汽水湖で、2015年5月、涸沼がラムサール条約湿地に登録された。

1971年7月、涸沼で生物調査中の広瀬誠さんと小管次男さんによって、新種のトンボが発見され、ヒヌマイトトンボと命名された。
             
「茨城の自然100選」では、ヒヌマイトトンボの唯一の生息地と書かれた、涸沼大橋付近。
先に見えるのが涸沼大橋。
ヒヌマイトトンボは、成虫も幼虫も汽水域のヨシ原に生息している。 
 涸沼方面に下る。右手には湿地帯が広がる。
ヨシが群生している。
左手には、5月に田植えを追えた鮮やかな緑の水田が広がる。  南西方面を見ると、筑波山地がシルエットとなって、浮かび上がっている。 
  雰囲気が感じられる、ヨシ原の中の小さな船溜まり。
今も、ここから舟が漁に出て行くのだろうか。
 ヨシ原の先に、涸沼が見え始めた。
沼の先には、対岸もはっきりと見える。
遠くは、日本原子力開発機構の施設だろうか。
涸沼川河口の湿原
        茨城町  (2015-07-11)