千波湖では、この時期たくさんの野鳥が湖面を賑わしている。
湖には、ハクチョウやコクチョウが住みついているほか、カモなどたくさんの渡りをする鳥が四季を通じて飛来する。
しかし昨年末、千波湖の野鳥から鳥インフルエンザウィルスが検出され、ウィルス拡散防止のための案内板があちこちに立てられていた。
千波湖の南西部に、水戸市が整備した「少年の森」がある。
森の外観は、常緑広葉樹に囲まれた丘になっている。
中に入ると、落葉樹の森があり、芝生の広場があり、そこには子供たちの遊具がたくさんつくられ、親子連れで賑わっている。 
1周3キロの千波湖の遊歩道には、散歩する人やジョギングの人たちで賑わっている。
周囲には、ソメイヨシノなど園芸種を中心に、30種を超える品種のサクラ約750本が植えられている。
また2016年には、千波湖および周辺湧水が環境省による日本の重要湿地に選定された。
遊歩道の立ち木には、空飛ぶ宝石ともいわれるカワセミがとまっていた。
千波湖の隣を流れる桜川の小魚を狙って、急降下した。 
 
千波湖から偕楽園に向かった。
恒例の梅まつりはまだ先で、園内は閑散としている。
そんな梅林の中に、早咲きの紅梅が咲いていた。 
偕楽園は、水戸藩第9代藩主徳川斉昭 (とくがわなりあき) によって造られた。
岡山市の後楽園や金沢市の兼六園と並んで、日本三名園の一つに数えられている。

園内には、斉昭の別荘として建てられた好文亭 (こうぶんてい) がある。 
梅林の南には、芝生の広がる見晴広場がある。
ここにはたくさんの萩が植えられ、秋には萩まつりが開かれる。
ここからは、千波湖が見渡せる。 
千波公園
        水戸市  (2017-1-22)