阿武隈山地南部の多賀山地には、北茨城市磯原から太平洋にそそぐ大北川、その支流である花園川には上流に花園渓谷、そして下流には浄蓮寺渓谷 (じょうれんじけいこく) がある。
浄蓮寺渓谷入口には、天台宗の寺院、浄蓮寺がある。  浄蓮寺渓谷には、北茨城市指定文化財である三十三体観音が
 ある。
 ここは浄蓮寺の敷地内にあり、渓谷を歩くには200円の拝観料を
 払う。
渓谷沿いの露出した花こう岩には、三十三体の磨崖仏や観音像が点在している。  これらの像は、江戸時代に彫られたものと、考えられている。
 
浄蓮寺渓谷は、上流の水沼ダムから浄蓮寺までの約2キロを流れる渓谷。
両岸に自然林が残り、その間を清流が流れ落ちる。
大小の岩が水をせき止め流れに緩急を作り出している。
 東京発電株式会社の花園川発電所は、上流の水沼ダムから
 取水している。
浄蓮寺渓谷
        北茨城市  (2016-12-24)