県道61号日立笠間線で城里町を走ると、白い鳥居と「茨城の自然百選選定 青山神社周辺の森」と書かれた大きな案内板が目につく。
道路から見ると、鳥居の先は薄暗く、見通せない。
ここにはスギやヒノキの巨木が立ち並び、「アジサイの杜」 とも呼ばれるように、季節には参道両側に咲くアジサイが見られる。 約300メートル続くという参道は、地域の人たちによって掃除されている。  
青山神社の拝殿。この裏に本殿がある。

案内板によると祭神は、日本書紀に書かれた素戔嗚尊 (すさのおのみこと) の子で、五十猛命 (いそたけるのみこと) と書かれている。
日本全土に樹木の種子をまいたことから、植林の神様として崇拝された、という。
境内は、青山緑地環境保全地域に指定されている。
スギやヒノキの針葉樹が主だが、ほかに落葉樹や常緑樹も見られる。
昔は、これらの木も伐採され利用されたようだが、今は「人が育てた森」として、大切に守られている森。
   青山神社の森
       東茨城郡城里町  (2016-11-06)