城里町の仏国寺は、1300年以上の歴史を有する真言宗の古刹。
ここには、江戸時代まで二重の塔や伽藍などの建造物があったといわれる。
しかし明治に入り、山火事ですべて消失した。
かつての仏国寺奥の院へ通じる参道を歩く。  間もなく、高さ10メートルを越すであろう巨大な岩が、左右に現れた。 
岩にはさまれた広場が、仏国寺奥の院跡。
巨大な岩の下には、洞穴がある。
この洞穴の前には、いくつかの石仏が置かれていた。
大人がかがんでようやく入れるほどの洞穴の中には、ここにも石仏が置かれている。
かつては「関東の高野山」といわれ、修行僧や近くの錫鉱山で働く人も訪れたという。
仏国寺の森
       城里町  (2018-08-18)