吾国山は、笠間市と石岡市の境界に位置し、難台山、愛宕山と共に吾国・愛宕県立自然公園に指定されている。
吾国山への登山道は、県道42号笠間つくば線の道祖神峠 (どうそがみとうげ)(どうろくじんとうげ ) から、直接吾国山に向かうコースや、愛宕山、難台山からの縦走コース、そして筑波山方面からの縦走コースがある。 山頂には吾国神社(田上神社)が祭られている。           
道祖神峠には、車数台分の駐車スペースがあり、ここから吾国山方面に向かう旧洗心館付近にも駐車場がある。 道祖神峠から吾国山に向かう。
中腹には、旧吾国山洗心館の建物が残されている。
ここは、県が運営する研修・宿泊施設だったが、宿泊数の減少や施設の老朽化のため、閉館となった。
洗心館を過ぎ林道を横切ると、道は傾斜を増す。    
落葉広葉樹の林になります。カエデやシデ類の美林。 ブナも現れた。このブナ林は笠間市の天然記念物に指定されている。
。   
この付近には、やはり市の天然記念物に指定されているカタクリの群生地があり、早春には可憐な花を見せてくれる。 ハイキング道の日当たりのよいところに、センブリが咲いていた。
リンドウ科の植物で、全体に強い苦味があり、健胃薬として知られている。
トリカブトは、日本三大有毒植物の一つだが、キンポウゲ科の植物で、きれいな花としても知られている。
ここ吾国山で見られるのは、ツクバトリカブトで、筑波山で発見されたことで、この名前がつけられた。 
サラシナショウマは、少し薄暗いような林内で見られることが多く、
真っ白いブラシのような花穂は、よく目立つ。 
   吾国山
       桜川市・石岡市  (2015-10-18)