栃木県真岡市との県境に近い、桜川市北部に鴨鳥五所神社
(かもとりごしょじんじゃ)
が建てられている。
社伝によると、室町時代の武将結城基光
(ゆうき もとみつ)
が社殿を造営したとのこと。
神社周辺は、県の自然環境保全地域に指定されている。
スギの大木が多く残され、常緑樹のカゴノキ、サカキ、アラカシなどが混生している。
鳥居をくぐってから本殿まで約250m、緩やかな上りの参道が続く。
拝殿とその後ろに、本殿が建てられている。
境内に保存されているこのスギの切り株は、神杉と呼ばれている。
案内板によると、「伐採前は樹齢約800年で、この地域では最も立派と評された杉の木。日清戦争時に艦船造営のために海軍省に提供した」というようなことが書かれている。
鴨鳥神社の森
桜川市 (2016-12-17)