平安時代初期、嵯峨天皇の時代、大干ばつで国中が飢饉に見舞われた。
この時、天皇が自ら写経し、この山で雨が降ることを祈らせた、との言い伝えがあり、山号の雨引山はここからきた。

厄除けの石段といわれる145段の石段の両側には、3000株のアジサイが植えられ、参詣する人々を迎えている。
山門から石段を登ると、右手に鐘楼堂 (しょうろうどう) が見える。 朱塗りされた荘厳な仁王門には、二体の仁王像が祀られている。 
一般的には雨引観音と呼ばれていますが、雨引山楽法寺という真言宗の寺院。 境内には、クジャクが放し飼いされている。
最初に見たときには驚きましたが、慣れた様子で参詣者の目を楽しませてくれる。
これも荘厳さを感じる多宝塔。 境内にはスダジイの巨木も多く、桜やアジサイそしてカエデの紅葉などでも知られている。
雨引山
        桜川市  (2017-5-5)