茨城県北部の北茨城市と高萩市を流れる大北川。
その川がつくる大北渓谷は、急峻な山に挟まれて渓谷美を見せてくれる。
渓谷入り口には、堰がつくられている。 渓谷に入るとごつごつとした岩肌と常緑広葉樹が見られるが、この先は落葉広葉樹や針葉樹の人工林となる。
東京発電株式会社石岡第一発電所。明治44年に竣工されたこの発電所は、当時の日立鉱山への電力供給のために建設された。
施設全体が国の重要文化財に指定されている。
道路脇には、フユイチゴがたくさんの果実をつけていた。
沢には大小の石がゴロゴロしている。
花こう岩の転石のようだ。
 渓谷の中間あたりに朽ちかけた鳥居が見える。
 かつては、この先に継石不動尊が祀られていたが、現在は取り払われ移築されたようだ。
 大北渓谷は深く切り立った渓谷で、落石を防ぐためにほとんどが防護柵や防護網で覆われている。  川の流れが緩やかになり、民家も見え始めた。高萩市横川の集落で、少し先に小山ダムがつくられている。
大北渓谷
   北茨城市・高萩市 (2021-12-05)