小貝川と、その先には筑波山地の峰々が連なる。
河川敷には落葉樹の森が広がり、自然観察路がつくられ、この森は国蝶であるオオムラサキの群生地として知られている。
下妻市内を流れる小貝川河川敷には、「小貝川ふれあい公園」が整備されている。
ここでは、運動場やバーベキュー、そして自然観察などを楽しむことができる。
河川敷にあるこの森は、伐採の話が持ち上がったがこともある。
しかし、オオムラサキを守ろうとする地元の人たちによって、守られてきた。
オオムラサキは、かつては日本各地で見ることのできた蝶だが、生息環境の悪化により、群生地は少なくなっている。 
オオムラサキの生息には3つの条件が必要といわれる。
幼虫のエサとなるエノキ、そして成虫が樹液を吸うクヌギやコナラなどの落葉広葉樹があること、成長した蝶が十分に飛び回ることのできる空間があること。
観察路には、キキョウソウが咲いていた。
細長い茎に、いくつもの花が段となってつくことから、ダンダンギキョウの別名がある。
 
横根オオムラサキ生息地
        下妻市  (2017-6-10)