下妻市街地の北に広がる水田の中に、こんもりとした森が広がる丘陵地がある。
かつては丘陵地の周囲は沼地で、自然の要害となっており、大宝城が築かれていた。
大宝城跡は住宅地や学校建設などで、城の遺構はほとんど残っていないが、一の鳥居付近に残る土塁が、ここに城があったことを物語っている。
この城域に、大宝八幡宮 (だいほうはちまんぐう) が建立されている。  鳥居をくぐると相撲場があり、土俵がつくられている。
この土俵は、大相撲の行われる両国国技館の土俵と同じ大きさの、本格的な土俵。
毎年6月には、高砂部屋と錦戸部屋がここで合宿稽古を行い、この稽古の様子を見ることができる。
随身門は矢大臣や左大臣など、守護神像を安置した神社の門。
ここ大宝八幡宮の随身門は、昭和天皇在位六十年を記念して建立されたもので、一対の仁王像が安置されている。
 大宝八幡宮の拝殿。
この後ろに本殿がある。
 
大宝八幡宮の森
        下妻市  (2017-6-10)