筑波山地は、筑波山の北部から続く山塊と、吾国山から難台山方面の山塊がある。
鳴滝 (なるたき) は、筑波山北東部の難台山から、愛宕山や鐘転山 (かねころばしやま) に向かう尾根の中腹から流れ出る沢にある小さな滝。道を上ると、鳴滝不動尊が祀られている。
安政年間の建立とされ、昔は修験者が滝に打たれて修行。戦争中には戦地に赴いた男たちの、残された家族がお百度参りをして無事を祈願したとのこと。
山道を上がって行くと駐車スペースがあり、そこに「滝見所」と書かれた簡素な案内板がある。
ここから、上部の滝から沢の様子を見ることができる。
「滝見所」から滝の入り口まで道路が続いている。
途中には東屋もつくられ、サクラの木も植えられている。
地質関係のサイトによると、滝は「砂質・泥質ホルンフェルス」と書かれている。これは砂岩や泥岩などが堆積した地層に、高温のマグマなどが入り込み、熱によって本来の性質が変化した岩。
滝といっても水量は少なく、緩やかな岩石の斜面を滑り落ちる滑滝 (なめたき)
この滝に沿って道がつくられ、手すりが取り付けられている。
滝を俯瞰する。
スギの人工林の間の小さな沢を流れている。
 
鳴 滝
        石岡市  (2017-2-11)