案内板に導かれて閑居山の中腹に入ると、五輪塔が置かれている。 | その先には、石仏が山の斜面に散在している。 |
周囲は、スダジイやカシ、モミなど常緑樹の林。 | 摩崖仏の彫られた花こう岩や、金堀穴 (かなほりあな) と呼ばれる洞窟がある。 金堀穴は、弘法大師の閑居跡といわれるが、世俗を離れて静かに過ごした場所というより、金鉱石を掘り出した穴であろうか。 |
この岩は、筑波山で見られるものと同じ。 中生代から新生代に変わった約6000万年前、地下深くでマグマが冷え固まってできた花こう岩が、その後の地殻変動で隆起した。 |
摩崖仏は、花こう岩の岩体に浮き彫りされた岩絵で、薄肉線刻 (うすにくせんこく) と呼ばれている。 |