1985年、2000万人を超える観客を集めた科学万博会場跡地は西部工業団地と名を改め、その一部が万博記念公園として残された。
万博公園、明るい人工林の中で、ゆっくりと散策できるようにつくられている。 ここは、「ぽっかりが丘」と呼ばれる芝生広場。
家族連れなどが、思い思いの時を過ごしていた。
ぽっかりが丘横にはイチョウ並木が続き、心地よい散策路となっている。 周囲の斜面には、手入れの行き届いた高木樹だけが植栽され、開放的な印象を与えている。
「ぽっちゃん湖」と呼ばれる池。
ここはもともとは山林であり、森の持つ保水力が維持されていたが、開発によって伐採され、保水力が低下した。
このため、治水を目的とした調整池として、万博当時からある池。 
日本では戦後しばらくの間、家庭の燃料は薪や炭が中心だった。
しかし昭和30年代になると、それまでの燃料は石炭や石油に代わっていった。 
科学万博記念公園から北へ数キロ先に位置する「豊里ゆかりの森」。
燃料として使われなくなった平地林を残すにはどうしたら良いか、という問いかけに対する一つの答えとして万博の年につくられた。
アカマツやクヌギなどの平地林の中には、キャンプ場やケビンなどの宿泊施設がつくられている。  林の中では、昆虫採集や観察することができる。
この昆虫館では、たくさんの昆虫標本が展示されている。 
科学万博記念公園とゆかりの森
       つくば市  (2018-01-20)