古利根沼は、千葉県我孫子市と茨城県取手市との県境に位置する。 大正時代中期までは利根川の本流であり、そこが県境ともなっていた。河川改修後も県境は変更されず、現在も千葉県と茨城県の県境は古利根沼を通っている。 |
沼の左側の森は千葉県我孫子市で、シラカシ、シロダモの常緑樹と、コナラ、ハンノキなどの落葉樹の混生した森となっている。 ヘラブナやブラックバスの釣り場として知られている。 |
紅紫色のゲンノショウコが咲いていた。 東日本では、白い花が多く、このような紅紫色の花は西日本に多いようで、珍しい色のゲンノショウコ。 |
沼から利根川に流れ込んでいた。 |
案内板には、排水用圦樋 (にゅうひ) と書かれている。 圦樋とは、水を引き入れたり出したりするために設けた水門の樋 (とい)。排水用圦樋は、古利根沼から利根川に水を送るためのものだろうか。 |
利根川の先には、うっすらと筑波山が見えた。 |