この石段を上ると、不動堂がある。 この付近は、道路や堤防が整備される前までは、山裾を白波が洗うほど、霞ヶ浦に接した地であった。 不動堂に至る階段を登る途中には、およそ12万年前、この台地が海の底に沈んでいたことを示す貝化石層があり、周辺には縄文時代の貝塚遺跡が、数多く残されている。 |
かつて、「境内には不動滝があり、水源は中腹からの清水で、これが音を立ててわきいでていた」といわれた、清水だろうか。 |
堂の裏手にある、古い参道。 | 不動堂の森には、タブノキ、スダジイ、シロダモ、モチノキ、スギ、ヤブツバキなどが混生している。 |
不動堂を下ると、霞ヶ浦が広がる。 | 広い農地の先、北西の方角には、筑波山が見えた。 |