稲敷市には、天台宗の名刹逢善寺 (ほうぜんじ) が建立されている。
             
逢善寺の本堂、庫裏、書院、山門は、茨城県指定重要文化財に指定されており、本堂は密教本堂としては県内最大のものといわれ、江戸後期の代表的寺院建築。 本堂内部には、日本画家、松本楓湖 (ふうこ) の天井画が、描かれ、一対の天女が優雅に舞っている。  
昔は、草競馬もしたという広い境内にはスギやケヤキ、サクラなどの古木が見られる。   逢善寺の北側には、霞ヶ浦に流れ込む小野川があり、釣りの名所として知られている。
小野川の下流、霞ヶ浦に流れ込むところに、稲波 (いなみ) 干拓地がある。
ここには、国の天然記念物に指定されている渡り鳥、オオヒシクイの越冬地で、関東地方ではここだけ。 
逢善寺の森と小野川
       稲敷市  (2015-09-22)