日本で2番目の面積の湖霞ヶ浦、ここ天王崎は、霞ヶ浦を一望できる景観のよい所で、筑波山や遠く富士山を望むことができる。
1960年代までの霞ヶ浦は、利根川から海につながり、海水が混じる汽水湖。
しかし、1974年には水門の完全閉鎖が決まり、これにより霞ヶ浦は淡水湖となった。
天王崎公園は、湖面を埋め立てて造成し霞ヶ浦にせり出した地形で、夕日の美しさは定評がある。 
 
湖畔では、散策したり、釣りをする人の姿が見える。
大きなナマズを吊り上げた人に話を聞くと、アメリカナマズとのことで、1970年代にアメリカから食用目的で導入した外来種とのこと。
今では大繁殖し、駆除の対象となっている。
かつて、霞ヶ浦は水質がよく、1960年代まで湖水浴が行われていた。
夏には多くの人で賑わった。ここ天王崎湖水浴場から対岸の浮島を結ぶ遠泳大会も行われていた。
しかし、水質の悪化などにより、これらの楽しみも失われた。
    天王崎
        行方市  (2017-12-02)