行方市(なめかたし)八木蒔(やきまき)の八幡神社(はちまんじんじゃ)と円勝寺(えんしょうじ)を訪ねた。 八幡神社本殿と円勝寺山門は、共に市の指定有形文化財(建造物)に指定されている。 ちなみに、行方市内には、八幡神社と名が付く社が6ヶ所に造営されている。 |
長さが250メートルあるという直線的な参道では、その昔は流鏑 馬も行われていた。 参道の先には、鳥居と神社が見える。 |
八幡神社の拝殿。本殿はこの裏にある。 神社は八木蒔地区の鎮守という。 造営は室町時代の大永2年(1522年)と伝えられる。 奈良時代からの神仏習合の結果、寺(円勝寺)の鎮守のために建立された神社ということだろうか。 唱歌「村祭」では「村の鎮守の神様の 今日はめでたい御祭日〜」と歌われている。 |
円勝寺山門。 多くの神社・仏閣の建築に携わった名工による建築で、細部に 独創的な特色が見られる、とのこと。 |
特徴のある山門のようで、案内板には、以下のように書かれている。 「この山門は、四足門 (よつあしもん) 形式で、本柱をはさんで、二本の控柱 (ひかえばしら) を建て、切妻 (きりつま) 造りの茅葦屋根である」 |
天台宗円勝寺。 |
円勝寺の案内板には、「この寺院は、大同年間(平安時代 806〜810年)に開山になった天台宗の古刹で、隣接する八幡神社の別当を務めていたこともあり、連なる境内は今でも神仏習合時代を彷彿させる」 と、書かれている。 | 行方市の指定文化財(天然記念物)に指定されているカヤ。 樹齢は400年といわれる。 足元には、たくさんのカヤの実が落ちていた。 子供のころ、このカヤの実を炒って、食べた記憶がある。 |