茨城のヤブ山歩き (No.57)  赤澤富士(340m)  

2万5千分の1地形図「中飯」 城里町 平成20年3月1日

 茨城のヤブ山歩き(No.56)からの続きとなる。

 日本最高峰富士山が裾野を広げる静岡県富士市では「ふるさとの富士山」として、全国の自治体から情報を得て、日本全国から322座の「ふるさと富士」を紹介している。茨城県内からは生瀬富士を始め、14座の富士山が紹介されているが、その一つに赤澤富士がある。富士ヶ平山(ふじがひらやま)と呼ぶのが正しいらしいが、地元の「鶏足山環境保全グループ」が鶏足山とともに赤澤富士を登山道の整備などを行っているようだ。

地形図には山名や標高などは書かれていないし、三角点もない。 

1117分、「鶏足山山頂方面」と「赤澤富士山頂方面」と書かれた鞍部から赤澤富士と思われる約100m先のピークに向かい歩き出す。コナラなどの落葉広葉樹林の歩きですぐにピーク着いた。この山が赤澤富士かと辺りを見回すが、山頂を示すものは何もない。この先少し下ったところかもしれないと、先へ進む。

1120分、赤澤富士に着いた。立ち木のヒサカキにつけられた木札には「赤澤富士山頂340m」と書かれている。ここはピークを少し下ったところだ。山頂には「赤澤富士」と書かれた案内板と祠が置かれている。この祠は土で焼いた焼き物の祠だ。

周囲はアカマツ、コナラにヒサカキ、シラカシ、ヤマツツジなどの灌木類が茂り、ほとんど展望が得られない。

ここには西に赤沢地区がありそこから道が開かれているようだ。案内板には、昔の人が「五穀豊穣・家内安全などを祈願してこの赤澤富士山頂で念仏を奉納した」と書かれている。

登山口となる林道入口 林道からこの道に入る
この小ピークの先を少し下る 赤澤富士山頂