茨城のヤブ山歩き(No.147)  不動山(90.2m)  

2万5千分の1地形図「常陸大宮」 常陸太田市 平成25年07月28日

地形図を見ると、不動山のすぐ近くを国道293号が走る。直線距離にすると、国道からピークまで150m程度の距離だ。ピークの南側を巻くように山道がつくられ、その道が宮の郷方面の農道に続いている。この山道を歩き、山頂に向かう踏み跡を探すか、それとも距離は長くなるが、不動山北部の、宮の郷工業団地方面から入るか。今回は工業団地方面からの道を歩く。

 

国道293号から工業団地方面に入ると、左側に草で覆われた分岐道が見え、付近の駐車スペースに車を停める。

1152分、歩き始める。入口こそ草が覆うが、道は舗装されて両側の草も刈られ、車も入れる。すぐに舗装は切れて、砂利道となった。

 

左手には、以前は田んぼだったのだろうが、今は水生植物のガマやアシが密生した耕作放棄地が見える。ここにはオオバヤシャブシなどが進入し、だんだんと森林化しているようだ。耕作放棄地の先には田植えがされた田んぼがあり、イネが大きく育っている。この道は田んぼの作業をするための道のようだ。ここをすぎると再び耕作放棄地が現れた。道は草が茂る荒れた道となった。

すぐに道は沢道となる。入口付近は草が茂っているが、中は草も少なく、以前は車が走ったのかもしれない。わだちが見られる。

適当な登り口がないまま裾野を南から西に向かうと、すぐ下に国道293号が見え、車が走っている。お墓が現れた。この先は道路に下りてしまう。お墓の脇の竹やぶを登る。急斜面の竹やぶを登ると尾根に出た。尾根に出ると踏み跡はしっかりしている。昨日からの大雨で中は湿気が多く、ヤブ蚊がいっせいに体中に付きまとう。


  ここから尾根を東に向かい、
1140分、三角点のある不動山に着いた。立ち木に不動山と書かれている。周囲はヒノキと広葉樹の混交林でアズマネザサが茂り、展望はない。このまま放置しておくとアズマネザサのヤブになってしまうだろう。

 
ここから入る 耕作放棄地
ここから山に 不動山山頂