茨城のヤブ山歩き(No.129)  石切山(240m)  

2万5千分の1地形図「日立」 日立市 平成24年11月11日

三省堂の「日本山名事典」に書かれている日立市の石切山に登る。

阿武隈山地の南端に位置する日立市は、その昔海底が隆起して形成された山で、石灰石を多く産出する。このため山間部には採掘場が点在する。

石切山と名づけられた山名はここからの由来だろうか。

 

「助川山市民の森公園」入口から助川山に登り、1020分、約1キロ東に位置する石切山に向かう。

よく整備された広い道は、古くから高鈴山ハイキングのメインコースとして歩かれていた。

起伏の少ない道を下り、石切山への尾根に乗るべくハイキングコースから外れ、尾根を目指して山道に入る。踏み跡はしっかりしている。すぐに踏み跡は二手に分かれた。左にはしっかりした道がつくられており、採石場が広く展開している。右手の道をよく確認しないで左に向かった。

右手の石切山を巻くように下ると道がなくなってしまった。ここから時計回りにわずかな踏み跡を辿る。適当な登り口がないまま、東方面の尾根に乗った。

 

1123分石切山ピークに着いた。

こんもりとしたピークには三角点は無く、山名を示すものは一切ない。

植生はヒサカキが多くアカマツやヤマザクラ、コナラなどの落葉樹が茂り、展望はない。

 

帰りは西方面の尾根から歩くと、二手の分岐に着いた。来るときにはここを反対方向に向かって遠回りをしたが、この分岐を左手に向かわず右手の踏み跡を進めば石切山はすぐだった。

 
ハイキングコースから柵のある道に入る 古い石仏などが置かれている
ここから尾根に入る 採石場
   
 石切山を巻く踏み跡 石切山ピーク