茨城のヤブ山歩き(No.94)  愛宕山(293m)  

2万5千分の1地形図「岩間」  常陸太田市 平成23年9月9日

  笠間市には2つの愛宕山がある。1つは笠間市北部に位置し、標高168mの愛宕山、もう1つは今回歩いた笠間市南部の愛宕山である。県道43号茨城岩間線を走り、終点で山根地区に入ると池があり、この池のすぐ脇にある山根公民館に車を止めさせてもらう。

1123分、身支度をして歩き始める。

地形図によると、ここから林道らしき道を北に向かって歩き、途中林道から別れ、山道に入り、愛宕山神社となる。この神社付近が愛宕山山頂になるようだ。
集落の中の道を西に向かって歩くと、すぐに龍泉院という神社に出る。ここで道は大きく右に曲がり、林道になる。入り口に「林道滝前山根線」と書かれている。
先ほどまで太陽の光が暑かったが、林道の中はうっそうとして涼しい。ツクツクボウシが盛んに鳴いている。
地形図を見ると、この先、道が90度大きく曲がり、西に進路を変える。ここからすぐに愛宕山に向かう道がある。
この道の両脇には、針葉樹を示す記号が道沿いに続き、愛宕山神社の参道の杉だろうか。

1134分、愛宕山に至るという標識に着いた。ここで林道から別れて、参道方面の道に入る。少しの間舗装されているが、舗装がなくなるとすぐに右側に曲がる道がある。

案内板が道に倒れているが、おそらく右側の道が愛宕山に向かう道だろう。まっすぐ道沿いの道は沢沿いの道となる。この道を右に曲がる。道は荒れているが、地図に書かれているような針葉樹の参道ではなく、混交林が続く。
1144分、分岐に出た。案内板には右方面が「五霊に至る」、左方面が「駐車場に至る」、直進が「愛宕山に至る」と書かれている。
1147分、天狗の広場と呼ばれる場所に着いた。ここを過ぎると木道、コンクリートで作られた木道歩きになる。やぶ蚊がブンブンと付きまとう。
1151分、舗装道路に出た。ここには駐車場がある。愛宕山の参拝客や、天狗の広場などへ行く人たちのための、駐車場だろうか。道路を横切り階段を登って、愛宕山神社となる。ここからは急な石段になるが、この石段は316段あった。階段の途中に「愛宕山山頂右方面」と書かれた道標があるが、かまわず直進する。
1159分、愛宕山神社に着いた。地元の幼稚園の遠足だろうか、境内にシートを敷いて座り込み、園児たちが賑やかにお昼を食べていた。神社の後ろに回りこみ、一段高い階段を上ると飯網神社と書かれた社に出た。これが愛宕山の山頂なのだろう。社の裏手に回ると、立ち木に愛宕山306mと書かれた木札が取り付けられている。地形図には愛宕山は293と書かれており、300mを超える等高線は書かれていない。

 
 
この分岐を右に入る この分岐は直進
愛宕神社へこの石段を登る 愛宕神社拝殿
   
 飯網神社  山頂