茨城のヤブ山歩き (No.86)  富士山(152m・135.8m)  

2万5千分の1地形図「柿岡」  石岡市 平成23年2月20日

茨城の山を歩き始め、今回で7山目の富士山となる。この山は、先の竜神山と恋瀬川をはさんで対峙する山で、北部の裾野には東大の教育研究施設や、気象庁の地磁気観測所などが建てられている。地形図を見るとこの山域の東のピークには三角点が設置され、標高は135.8m、西のピークには三角点も標石もないが、標高152mと示されている。

農家の使われていないようなハウスの前に車を停めさせてもらい、1210分歩き始める。民家の脇から畑の中の道を歩く。すぐに山道に入るが、コンクリート舗装されており、ヒノキの人工林で先の見通しがよい。すぐに舗装はなくなったが、しばらくは斜面をトラバースするようにつけられた道で、標高差は少ない。地図に書かれていない道がいくつか枝分かれする。

1227分神社方面のピークと三角点のあるピークの分岐に着き、西の神社方面の道を選ぶ。道はしっかりしているが、その道が下り始めた。地形図で確認する。地図に現れないコルはあるが、尾根から外れ、下る道はない。来た道を戻ると、木の枝にビニールテープが巻かれていた。ここから尾根に入る。道は猛烈なアズマネザサのヤブになり、ここを巻くために右に行くか左にいくか考える。正面には3メートルも4メートルにもなるアズマネザサがびっしりと生い茂る。ここを突破する気にはなれず、左側を巻くが、進むと下り始め、その先もヤブになってきた。ここで戻り、右側に進む。それにしてもこのヤブはすごい。この付近は神域なのだろうか、まるで人の侵入を拒むようである。                

1245分猛烈なササヤブを通り抜け、社の建てられたピークに着いた。浅間神社と書かれている。小休止後、再び来た道を戻る。

1259分、二つのピークの分岐に戻った。これから三角点のある富士山に向かう。起伏のないしっかりとした道を歩き、右側の三角点方面に入る道を探す。樹木にテープが巻いてあり、ここから入るが、ここもアズマネザサの猛烈なヤブ。そのなかでも三角点の方向に導くように、ヤブが刈られて踏み跡がある。               

13分三角点の山頂に着いた。周りはアズマネザサが生い茂り、視界は一切ない。

 
 
富士山全景 駐車場所から富士山を見る
左でも右でもよい 猛烈なヤブ
   
社のある西のピーク  三角点のある東のピーク