茨城のヤブ山歩き(No.100)  金山岳(458.5m)  

2万5千分の1地形図「磯原」  北茨城市  平成24年1月15日

1120分、茨城県北部の景勝地大北渓谷上流に造られた小山ダム近くの下流域、横川集落の川沿いの道に車を停める。大北川を挟んですぐ先には横川発電所の建物が見える。地形図を見ると、大北川渓谷沿いの道路から沢沿いの山道に入り、しばらく沢道を十里上峠(とりあげとうげ)まで歩く。
峠からは金山岳方面への道は書かれていないが、峠から尾根に乗ると程なく山頂だろう。


  道路からすぐに沢道に入り、花崗岩が露出する清流の沢沿いを歩く。沢道は林業用に切り開かれ、急傾斜地の山腹は適度に間伐され、手入れの行き届いたスギの人工林となっている。林内には十分な光が入り、心地よい林だ。これが北茨城の知られた大北林業の人口林だろうか。
やがて沢は枝分かれし、踏み跡も不明瞭になった。地形図で確認し、進むべき沢を歩く。沢の両側には間伐されたスギが玉切り状態で放置され、進路をふさぎ歩きにくい。
地形は起伏の少ない平坦地に変わり、タマアジサイやモミジイチゴの枯れ木が道をふさぐ


 1150分、十里上峠方面の枝沢に移る。この沢は枯れ沢で歩きやすい。この沢を登り詰めると十里上峠だろう。枝沢に入ると赤とか白とかのテープに導かれての歩きとなった。どこにでも物好きな人がいるものだと感心しながら歩く。
  1230分、十里上峠に着いた。あとは尾根を辿ればわずかで金山岳に着くだろう。
峠を少し下り、斜面を登り、尾根に乗る。登り口にはテープが何ヶ所も巻かれており、わかりやすい。


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45分、道は二手に分かれた。左が石尊山方面、右が女坂、第一発電所と書かれている。右手の金山岳方面の道は立ち木でふさがれている。なぜ進入を拒むのだろうか。ここは立ち木をくぐって右の道に入る。


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48分、金山岳山頂に着いた。周囲はヤマザクラ、アカマツ、コナラ、潅木にはアセビ、ヤマツツジやアオキが生育している。
三角点付近はよく整備されているが、立ち木にふさがれ展望は得られない。すぐ近くには高圧線の鉄塔が見える。

 
 
小山ダム 横川発電所
ここから入る 手入れの行き届いたスギ林の道
   
沢道   沢道
   
十里上峠  金山岳山頂