茨城のヤブ山歩き (No.76)  金毘羅山(228.4m)  

2万5千分の1地形図「岩間」 笠間市 平成22年08月15日

 金毘羅山は北関東自動車道、友部IC近くの「宍戸ヒルズカントリークラブ」南に位置する山である。ゴルフ場を囲むようにつくられた道から尾根に乗ると、その先は金毘羅山山頂となる。それにしてもこの金毘羅山は、香川県の「こんぴらさん」として知られる金毘羅宮(金刀比羅宮)に、なにか関わりがあるのだろうか。

国道355号宍戸バイパスを走り、「宍戸ヒルズカントリークラブ」方面に入る。左右のゴルフコースが途切れるころ、「南山内林道」が現れる。しかし、林道入り口にはチェーンが張られ、通行はできない。

すぐにヒノキの人工林に入る。暑い。あちこちから聞こえるセミの声が、暑さを増長させる。  樹齢は40年前後だろうか、手入れされていない人工林で、光は入らず林床植物はほとんど見られない。歩き始めは緩やかな斜面だが、傾斜が増してくると尾根がはっきりとして、踏み跡も明確になってくる。

1116分、金毘羅山の山頂に着いた。歩き始めから山頂まで距離にして約1.3キロ、時間10分の登山だった。山頂には4等三角点が設置され、「金毘羅山」と書かれた木札が立ち木に取り付けられている。山頂すぐ下には祠が置かれていた。石の古い祠でだいぶ風化している。ここも地域信仰の山だったのだろうか。

 
山頂の祠 金毘羅山山頂