茨城のヤブ山歩き(No.141)  鞍掛山(247.6m)  

2万5千分の1地形図「日立」 日立市 平成25年06月30日

日立市の鞍掛山は、その中腹にかみね公園やかみね動物園、日立ゴルフクラブなどの施設がつくられている。これらには日立市民の憩いの場としてはもちろん、市内外から多くの人が訪れる。

かっては鞍掛山から羽黒山、神峰山へと山なみが続き、高鈴山方面へのハイキングコースの起点となる山だった。しかし、2001年の小木津バイパスの供用とともに山並みは鞍掛山で分断され、鞍掛山に登る人は少なくなったようだ。

今はサクラの山として、オオシマザクラやヤマザクラをボランティアなどが植栽、整備している。

 

神峰公園の駐車場に車を置き、日立市清掃センターの方面に向かうと、すぐに右手に道標が現れる。ここには「神峰山ハイキングコース登山口、鞍掛山コース入口」と書かれている。

中に入ると、広葉樹の舗装道となる。雨上がりの木々は葉に水滴を蓄え、もえぎ色から濃緑色へと変化している。すぐに再び道標が現れた。右に「神峰ハイキングコース」と書かれている。右に曲がると舗装が切れて、山道らしくなった。尾根に乗るが、すぐに斜面の巻き道に変わった。右手すぐ先にはアカマツなどの木々の間から、ゴルフ場の芝が見える。この時期花は少なく、目立つのはドクダミの花、それにオカトラノオが咲き始めている。木々にさえぎられ、ゴルフ場の芝は見えなくなったが、プレイヤーの話し声が聞こえる。巻き道は続くが、上に向かう道が現れた。ここには左方面に「山頂はこちら」と書かれた標識が置かれている。

 

コンクリートの木道がつけられた斜面を登り、電波塔脇を通り、鞍掛山山頂に着いた。電波塔が建てられ、三等三角点が設置された山頂は、広く刈り張られている。海側と山側に展望が開けるが、今日はガスって遠望はきかない。晴れていれば高鈴山や間近に太平洋が見えるはずだ

 
駐車場 ここから入る
この先右に曲がる ここから山頂に
 
 オオシマザクラ 鞍掛山山頂