茨城のヤブ山歩き (No.18)  見張山 (679.1m)  

2万5千分の1地形図「町付」 久慈郡大子町 平成16年2月15日

 ヤブ山歩き(No.17)戸屋山からの縦走である。11時15分歩き始め11時38分戸屋山山頂到着。11時46分戸屋山から見張山に向かう。明確な踏み跡を北に向かう。手入れのされていないヒノキの樹冠が空を覆い、林内には日が射し込まれず薄暗い。それでも強い風が林内に吹き込み雪が舞い始めた。体感温度が下がり手が冷たく、手袋を持ってこなかったのが悔やまれる。いくつかの小ピークを通過するが道はピークを巻くように付けられている。私はあえて道から外れ、ピークを確認しながら歩いた。

11時55分東側斜面の植林が切り開かれた場所に出た。北東方面に大子や矢祭の山々が広がり、あらためて県北の山の深さが実感できる。背丈ほどの笹が茂り、ワラビの枯れ草がたくさん見られる。降雪で濡れた笹を手で払いながらの歩きで服が濡れる。前方少し下った小ピークに高圧線の鉄塔が見える。現在地確認のため地形図を見るが、この高圧線は書かれていない。比較的新しく設置されたものであろう。尾根を下ると林道が現れた。陽の当たらない場所は積雪がある。林道を歩きながら尾根を見極め再び山に入り、12時37分山頂に着いた。北西斜面は開けているがほかはヒノキの樹林。強風と寒さですぐ山頂を後にした。帰りは地図を見ないで歩くことが多いが、ここでも帰りに道間違いをした。尾根道を記憶を辿り歩いたが、尾根が急斜面となり沢に向かうようになったため、おかしいと感じすぐ引き返した。あらためて地形図を見ると、茨城の低山は支尾根が複雑に発達しており、読図の難しさを再認識した。

見張山と右後方に八溝山 見張山山頂

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