茨城のヤブ山歩き(No.122)  御嶽山(230.9m)  

2万5千分の1地形図「岩瀬」  桜川市 平成24年10月6日

 「御嶽山は筑波山系の最北端に位置する山」と、茨城県発行の「関東ふれあいの道」のコースを紹介するパンフレットに書かれている。水戸線岩瀬駅南に位置するこの御嶽山は地形図に山名は書かれていない。

地図を見ると山頂には四方から山道が通じている。

 

どこから歩くか。北東部の水戸地区から続く道には途中に鳥居が書かれている。木曽御嶽神社を分祀した地域信仰の社なのだろうか。それであれば、その麓の集落が社を守っていることが多い。

そう考え岩瀬駅南西部の水戸地区に向かった。しかし、この道はどうも民家らしき敷地を通るようで、ここからの道はやめ、北西部の片蓋地区からの道に向かう。

 

地形図では道路からすぐに破線の道となっているが、集落外れまで舗装されている。112分、尾根道に入る。ヒノキの人工林の中の道はしっかりしているが、ほとんど歩かれていないのだろう草が覆っている。すぐに道は尾根から離れるようになった。地形図に書かれた破線の山道は尾根を正確に辿っている。その尾根はこの先、左に曲がる。このため尾根から外れないよう、しっかりした道から踏み跡のない斜面を登り、尾根に取り付く。広い尾根に踏み跡はない。前方アズマネザサのヤブとなり、尾根を外したりして歩きやすいところを選んだ。

 

150分、道に出た。すぐ先に道標がある。この道は「関東ふれあいの道」で、上に向かうと「雨引山」、下に向かうと「御嶽山・岩瀬駅」と書かれている。下って御嶽山とはおかしいなと思い、上に向かうとすぐに御嶽山のピークとなる。ここの三角点はヤブの中に少し入ったところにある。周囲のヤブは刈り払われているが、アズマネザサで囲まれ展望はない。

 

道標に書かれた「御嶽山 0.1KM」方面に向かうとすぐに神社がある。この場所が道標に書かれた「御嶽山」であろう

 
ここから山道 こんな尾根も
御嶽山・岩瀬駅方面と雨引山方面の道標 ここから前方にヤブに入ると三角点
 
御嶽山の三角点  御嶽山神社