茨城のヤブ山歩き (No.25)  石尊山 (420.8m)  

2万5千分の1地形図「大子」 久慈郡大子町 平成16年8月21日

 大子町と栃木県黒羽町との県境に位置する石尊山に登る。地形図を見ると大子町田野沢の集落から西に道が通じており、県境に達している。ここで尾根に乗り少し南下すると山頂にたどり着けそうで、ここから登るのが一番近道かと考えた。大子町から国道461号線で馬頭町方面に向かい、少し走り県道159号線へ右折し田野沢の集落に入る。ここから地形図で見当をつけ、細い道を西の方角に向かったがすぐにお墓に行き着いた。このあと別な道を2本入ったがいずれも沢に入り歩けなくなった。土地の人に聞くと以前もここから石尊山に行くという人に道を聞かれたが、ここからは石尊山に行けないという。あらためて地形図を開く。ここから北、少し先にも地図上で県境近くに至る道があるがここも歩けそうにもない。他には国道159号に戻り、そこで上金沢地区から北に県境まで道が続いているが、この道はほとんど県境まで沢沿いの道となっている。私はここではこれらの道ではなく、地形図上に道は書かれていないが県境の尾根を歩くことを選んだ。

県境の道路上の駐車スペースに車を止め、2時10分歩き始める。地形図を見ると、ここの尾根ははっきりしているので、地形をよく確認すれば登りは間違うことはないだろうが、下山では2ヶ所以上、道間違いしやすい支尾根が発生している。尾根を見失わないように歩き、所々に踏み跡が現れるが、灌木をかき分けながらの道でもある。こまめにコンパスで方向を確認する。

2時48分に山頂に着いた。周辺は立木が伐採され、三等三角点が設置されている。誰が付けたのか石尊山と書かれた板が樹木に取り付けられている。西側斜面は落葉広葉樹、東側斜面はヒノキの人工林で展望はない。

帰りは同じ道を戻った。やはりちょっとした道間違いを2度ほどしてしまうが、すぐに気づいた。

石尊山入口 石尊山山頂

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