茨城のヤブ山歩き(No.117) 椎尾山(256m) |
2万5千分の1地形図「筑波」 桜川市真壁町町 平成24年9月01日 |
椎尾山は、今は絶版となった茨城新聞社発行の「ハイキング茨城」で紹介された山で、中腹には平安期に開山されたという椎尾山薬王院が建立されている。 この薬王院からは筑波山への登山道が続いている。 薬王院周囲には等高線に沿うように道路が走り、ここから筑波山を目指す登山者が多いようだ。 筑紫湖調整池に続く道を走り、椎尾山方面に向かう分岐に車を停める。ここから民家の脇を通り、薬王院周りの道路から薬王院、そして筑波への登山道の途中にある椎尾山に向かう。 11時2分、歩き始める。入口には「関東ふれあいの道」「薬王院」などと書かれた案内板がある。 民家を左手に見て急斜面の坂を上る。椎尾山に三角点はない。地形図には256mという標高点は示されているが、標石などは設置されていない。この256m付近が椎尾山のピークと考えて、ここを目指す。 右側は薬王院の神域だろうか。沢が流れ、小さな滝も見える。道は二手に分かれた。右側が「薬王院近道」、左側が「薬王院方面0.7km」と書かれているが、右側の近道のほうにはゲートがあり、閉鎖されている。このため左側の道に向かう。 すぐに薬王院を巻くようにつけられた道路に出た。この道路を歩き薬王院に入る。境内から墓地を通り抜けると、筑波山への登山道となった。 すぐに道はスギの人工林となる。手入れがされてない森は光が入らず、陰樹のアオキが、また道の両側には胞子嚢をびっしりと付けたベニシダが茂る。 11時28分、道は二手に分かれた。右側が筑波山頂方面、左側は椎尾山山域のピーク方面のようだ。 11時32分、ピークと思われる場所に着いた。アズマネザサが密生している。獣道のようにも見える踏み跡があるが、ここに分け入る気にはなれず、ここで引き返す。 |
ここから歩く | 案内板 |
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