茨城のヤブ山歩き(No.130)  城山(218.0m)  

2万5千分の1地形図「岩瀬」 桜川市 平成25年04月13日

筑波山の北に位置する桜川市の城山を歩く。

城山という山名を反対から読むと山城となる。古くは築城された山なのだろうか。

調べてみると、いつのころか、城主は誰かなどはっきりしないが、山頂には坂戸城と呼ばれる城が築かれていたようだ。

 

国道50号線を走り、岩瀬付近で筑波学園ゴルフ倶楽部方面に向かう。

城山のピーク南側はゴルフ場の敷地となっているが、城山を周回するように道がつくられている。この道を走りながら、ゴルフ場の敷地外から城山にアクセスしやすい場所を探そう。

 

堤上地区から時計回りに走り、高圧線下を通る。ゴルフ場との境界付近に来ると道路脇に石碑があり、古い貯水タンクのようなものが置かれている場所がある。ここに山方面に向かう階段がつくられており、この階段を上る。

真上には高圧線が走り、道の両側はアズマネザサが密生している。少し登ったところで道を確認する。道は高圧線鉄塔のほうに向かうが、ここは右側のゴルフ場との境界方面に向かう必要がある。ヤブの中にわずかな踏み跡がありここから入るが、すぐに踏み跡は不明瞭になった。尾根を探してアズマネザサが密生するヤブの中を歩くと、再び踏み跡が現れた。進行方向右側は崖になっており、その下はゴルフ場のようだ。

時折かすかにプレイやの話し声が聞こえ、芝生が見え隠れする。

巻き道からピークに向かう尾根方面に向かうと、すぐにヤブ状態から開放され、ヒサカキやコナラなどの林となる。

 

21分山頂に着いた。山頂付近は土塁らしきもので囲まれ、簡素な社のような建物と石塔が置かれている。その下は広く切り開かれ、平坦に整地されている。この開かれた場所は何なのだろう。今も草刈りされているようで遷移が進まず、森林化していない。

ここには東方面から道が開かれているようだ。地図には書かれていないがしっかりとした道があり、野うさぎが走り回っていた。

 
この階段から入る アズマネザサのヤブ
ヒサカキとコナラの山腹 山頂付近の切り開かれた場所
   
 三角点 東方面からの道