茨城のヤブ山歩き(No.128)  助川山(327.9m)  

2万5千分の1地形図「日立」 日立市 平成24年11月11日

平成3年に日立市で大規模な森林火災が発生し、この山火事で焼失した林野を日立市が市民の森公園として整備した。この公園の中にあり、市内を一望できるピークが助川山だ。

このような環境の中にある助川山にはいくつもの道があるが、今日は一般的に利用される西成沢町の「市民の森入口」から助川山に向かう。

駐車場に車を止め、921分、斜面を巻くようにつくられた道を歩き、沢に下る。道は途中いくつかに分岐するが、道標はよく整備されている。

沢沿いの道を少し歩き、急斜面に作られた九十九折の道を登ると、尾根に出る。そこからはもうわずかで山頂に行き着く。

この山は阿武隈山地の南端に近い山域で、石灰石を産出する山域である。

頭上には、近くの鉱山から採掘した石灰石を、市内のセメント会社に運ぶための運搬設備である、架空索道と呼ばれるゴンドラのようなものが行き交う。

山頂は広く刈り払われ東屋が建てられている。

東には太平洋が広がり、その手前には日立の町並みが展開する

 
市民の森入口 よく整備された道
助川山山頂 山頂の東屋
   
 山頂から太平洋と日立の町並み 架空索道