茨城のヤブ山歩き(No.132)  滝山(162.4m)  

2万5千分の1地形図「上小瀬」 常陸大宮市 平成25年04月20日

戸面山に続き、常陸大宮市のアザレアカントリークラブの東に位置する滝山を歩く。

戸面山から滝山方面に向かう道路を走ると、正面に滝山が見える。標高こそ162mと低いが、古くから集落の里山として利用されてきたのであろう。ヤマザクラなどが彩る山裾から続く広い山頂部など、このたおやかな山全体から感じられる。

この山はゴルフ場側を除き、周囲の道路からは等高線が密に立ち上がっている。

登れそうなところを探して車を走らせると、左手に山方面に向かう舗装された道がある

122分、道路脇に車を停めて歩き出す。すぐに舗装は切れ、山道となる。道は山腹を巻くようにつくられている。山はよく手入れされているようで、堆肥にするのだろうか、枯葉がつめられた袋と熊手が置かれていた。

巻き道もすぐに上に向かう。急斜面は九十九折の道となる。急斜面の道には落葉が積もり、滑りやすい。

あらためて地形図をながめると、ここには双耳峰のように二つピークがある。この道はまずは手前のピークに向かい、それから三角点の置かれた滝山のピークとなるようだ。

すぐに最初のピークに着いた。落葉広葉樹の美林といえるだろ。県内では珍しいミツバツツジが咲いていた。ここから稜線を滝山に向かう。山頂近くなるとアズマネザサが茂り始めるが、ヤブ状態というわけではない。

1217分、ピークに着いた。周囲はアズマネザサと落葉樹に囲まれ、展望は無い。四等三角点が設置され、山頂を示す滝山と書かれた木札が2枚、立ち木に付けられていた。

 
左の道から入る 稜線の落葉広葉樹林
ミツバツツジ 滝山山頂