茨城のヤブ山歩き(No.105)  尖浅間山(330m)  

2万5千分の1地形図「常陸藤沢」  土浦市 平成24年4月29日

 筑波山地の南端に位置する主尾根上に尖浅間山 (とがりせんげんやま)と呼ばれる小ピークがある。
このピークの北西にはテレビ局や国の機関の電波塔が建ち、山名の由来ともなった中国伝来の建造物である宝篋印塔が置かれた宝篋山(ほうきょうさん)がある。

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55分、表筑波スカイライン上にある登山口に車を停める。入口にはゲートが設けられ、車は入ることは出来ない。宝篋山に資材を運ぶ目的で作られたのだろうか、広い道は車の心配もなく、安心して歩くことができる。道の両側にはスミレやタチツボスミレ、ツボスミレなどが咲き、新緑や草花の観察で歩が遅くなる。

  243分、宝篋山に着いた。よく整備された山頂は、家族連れなどで賑わっていた。東には近くにあるはずの筑波山がかすんで見える。

 尖浅間山にはここから南に394mまで下り、そこから東に方向を変えて主尾根を下る。394mまでは立派に整備され、公園を歩いているような感じの道である。この付近までには下からいくつかの登山道が合流している。
 
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15分尖浅間山に着いた。周囲はよく刈り払われており、斑れい岩と思われる大小の岩がごろごろしている。よく刈り払われた周囲にはヤマザクラ、コナラ、アカマツ、イヌザクラやウワミズザクラなどが生育している。

 
 
表筑波スカイラインから入る 各種の電波塔が立ち並ぶ宝篋山山頂
宝篋印塔が建立された宝篋山山頂 宝篋山山頂から筑波山を望む
   
宝篋山から尖浅間山に向かう   尖浅間山山頂