茨城のヤブ山歩き (No.83)  若駒山(748.3m)  

2万5千分の1地形図「里美牧場」常陸太田市 平成22年11月14日

常陸太田市観光物産協会発行のガイドマップに書かれている若駒山を歩く。この山は里美牧場の中にあり、周囲は牛の放牧地である。地形図を見ると山頂を示す三角点と、風車の地図記号が並んで書かれている。

若駒山は放牧地の中にあり、周囲はバリケードが張り巡らされ、入ることができない。牧場内の道を車で走っていると「若駒山」と書かれた小さな案内板が目についた。この案内板は注意してないと見過ごしてしまう。その先に作業道らしき道が見える。しかし、ここも入り口にはバリケードが張られている。「この山に入ることはできないかな」と考えつつ、「野外活動センター」近くに車を停めた。周囲を観察すると、山頂に至る尾根の一部にバリケードのない場所があり、ここから山に入る。

145分、若駒山に向かう。よく整備された斜面の道には、まるで植栽されたような大きなコナラの木が目につく。右手を見ると、この時期でも牧草の緑が青々と茂っているのが見える。前方に風車が見えるが、あの下辺りが若駒山山頂だろう。道が作業道と交差する。この道は先ほど入り口にバリケードが張られていた道だ。ここには「若駒山登山口」と書かれた比較的新しい案内板があり、この先、道はよく整備されている。やはり観光ガイドマップに記載されている山であり、それなりに歩く人のために配慮しているのだろうか。アズマネザサが茂る道は広い範囲で刈り込まれ、登りやすくなっている。目の前に風車が見えた。もう山頂だろう。

158分、若駒山山頂らしき場所に着いた。山頂といっても大きく開かれて風車が設置されている。周囲を探したが三角点は見当たらない。風車設置に伴い、移設されたのかもしれない。

後日、国土地理院に確認したが、「若駒山の三角点は移設も、廃止もされていない」との回答があった。

追記:後日、茨城の山を歩いている人から、「若駒山の三角点をヤブの中で見つけた」と連絡が入った。
早速、若駒山に行き、三角点を確認した。。

 
 
ここから登る トラロープに沿って歩く
案内板  山頂に向かう
 
よく整備された道を振り返る  若駒山山頂と風車のタワー 
 
若駒山の三角点